りょーさんブログ
2026.03.31|りょーさんブログ
上砂川の4畳半から法人化へ。「お知らせ」記事から読み解く成長痛

こんにちは、にこいちのりょーさんです。
今の時代、起業しようと思えばパソコン1台で立派な「IT企業」を名乗ることができます。バーチャルオフィスを借りて、外注を上手く使って、スマートに効率よく稼ぐ。
それも一つの正解でしょう。 でも、だからこそ僕は宣言します。「にこいち」は、体温の感じられないスマートなだけの会社には絶対にならない、と。
僕らが目指しているのは、お客様と泥臭く肩を組み、一緒に汗をかいて笑い合える「人間くさいプロフェッショナル集団」です。
なぜ、Web制作というデジタルの世界にいながら、僕らがそんなアナログな温度感にこだわるのか? 今回は、旧ブログの「お知らせ」カテゴリの歴史を紐解きながら、僕らが経験してきたリアルな「成長痛」と、そこから見つけた会社の芯についてお話しさせてください。
4畳半の自宅オフィスからのスタート
サイトリニューアルに向けて過去の「会社からのお知らせ」記事を読み返していると、2016年の古い記事を見つけました。
タイトルは「にこいちのオフィス」。 そこには、僕らが創業の地として選んだ北海道・上砂川町の「4畳半の自宅兼オフィス」の写真が載っていました。
名刺に書かれた住所を見て「なぜこんな所にIT企業が?」と不思議に思った方も多かったはずです。 応接室も兼ねたその4畳半に置いてあったソファは、ジモティーで見ず知らずの方から格安で譲ってもらった中古品でした。
「お金をかけるなら、自分たちの見栄ではなく、お客様のために全振りしたい!」 当時のブログにはそんな暑苦しい決意が書かれていました。
何もないゼロからのスタートでしたが、お客様の事業を良くしたいという熱量だけは、誰にも負けない自信があったあの頃の原点です。
札幌移転とメンバー増加による壁
ありがたいことに、少しずつ「にこいちにお願いしたい」と言ってくださるお客様が増え、僕らは札幌へオフィスを構えることになりました。そして、同じ志を持った仲間(スタッフ)も一人、また一人と増えていきました。
ブログには「新しいオフィスです!」「新しい仲間が増えました!」と景気の良いお知らせが並びます。しかし、その裏側で、僕らは急成長する組織が必ずぶつかる「壁」に直面していました。
人数が少ないうちは「あれ、どうなってる?」「あ、やっておきます!」のツーカーで全てが回っていました。しかし、規模が大きくなるにつれ、情報共有の漏れや「言った・言わない」のすれ違いが発生し始めたのです。
誰も悪くない、みんな一生懸命にお客様に向き合っているのに、なぜか歯車が噛み合わない。毎日胃が痛くなるような、これがリアルな「成長痛」でした。
業務の仕組み化と「らしさ」の葛藤
「このままでは、お客様にご迷惑をかけてしまう。業務を仕組み化し、ルールを作らなければ」 そう決断したものの、ここで僕の中に強烈な葛藤(見えない敵)が生まれました。
「マニュアル化を進めれば、にこいちの良さである『自由な発想』や『人間くさい温かさ』が失われて、冷たいお役所みたいな組織になってしまうのではないか?」という恐れです。 効率やルールという言葉の裏にある、無機質なプレッシャー。これとどう戦うかが、僕らにとって最大の試練でした。
スタッフみんなで何度も話し合い、ぶつかり合いました。そして気づいたんです。 「ルールは人を機械にするためのものじゃない。誰がやっても同じになる作業を徹底的に効率化し、そこで浮いた時間とエネルギーを『お客様と向き合う時間』や『デザインへのこだわり』に全振りするためのものだ」と。
法人化の決断:お客様とふたりでひとつ
成長痛を乗り越え、組織としての土台が固まり始めた2017年4月20日。
僕らは「株式会社にこいち」として法人化しました。 実は、創業当初は「3年後に法人化できたらいいな」と漠然と考えていました。
でも、「社会的信用を得て、もっとお客様の事業に深くコミットできるなら、今やらない理由がない!」と、予定を前倒しして決断したんです。
「にこいち」という社名には、『お客様とふたりでひとつ』という意味が込められています。 僕らは、上砂川の4畳半で中古のソファに座りながら語り合った「熱量」を、今も全く忘れていません。
組織が大きくなっても、仕組みが整っても、根底にあるのは「あなたの会社の一部として、一緒に泥臭く戦う」というスタンスです。
だからこそ、もしあなたが「綺麗に作って終わり」の業者ではなく、一緒に事業の未来を考えてくれるパートナーを探しているなら、ぜひ「にこいち」に声をかけてください。
僕らが経験してきた数々の失敗と成長痛は、必ずあなたの事業の壁を突破する力になります。
WRITTEN BY
佐藤 亮佑代表取締役
「あなた」と「僕ら」で、にこいち。僕の辞書に「堅苦しい」という文字はありません。あなたの想いと僕らの技術が合わさって、初めて「1つ(にこいち)」の価値が生まれる瞬間をプロデュースするのが僕らのミッション。だから、打ち合わせは基本、爆笑からスタートします。真面目な話を、世界で一番楽しく。それが僕のスタイル。この笑顔にピンときたら、それはもう運命です。最高にワクワクする未来の話、一緒にしましょう!